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瞳に映る世界が変わっても

気分屋ななまけものが着の身着のままに書くブログ

すべて真夜中の恋人たち

備忘録

※個人的な感想をメモしているだけです。

 

MERYに日本語の美しさにも気付けるような作品と書いてあったのでさっそく読んでみました。

 

私は、数年前ある作詞をしている人の詞の日本語の美しさに魅了されて以来、美しい日本語という言葉に弱くてこれは読むしかないと感じました。

(察しのいい方ならわかるかもしれませんが、本業はアイドルの彼です。)

 

とても表現が綺麗と聞いたので、BGMをDear.で聞いてみた。

 

なぜDear.を選んだかわからないけど
空気が澄んだ真夜中の空なんて真冬のイメージなのに、真夏に発売したアルバム(笑)

 

 

すべて真夜中の恋人たち (講談社文庫)
 

 


 綺麗だなとか良い表現だなと感じた言葉をただ羅列してます。

 

 

太陽の光は一色ではなくて、無数の色から、なっているんですね(127)

 

 

太陽から届く光のいろんな部分の中で、青いところだけが散乱しやすいんですね。

だからそれがどんどん広がって、空全体がおおきくみえるんです。

 

 夕暮れになると、青い光はもっともっと散乱してゆくので、散乱しにくい赤い光が強調されて、いわゆる夕焼けという感じの空になるというわけです(128)

 

葉っぱが無数にある太陽の光の色のなかから緑以外の色を吸収してしまって、それで緑色の光だけを反射しているからなんですよ。

 

葉っぱが、光を吸っている

 

 

見えてる色っていうのは、簡単にいってしまうと残りの色なんですね

 見えてる色が残りの色っていうのは、今までの自分の中での概念が少し変化した気がします。

 

2週間くらい前、NEWSが24時間テレビをやっていたころ、NEWSの4人は残されたメンバーではなく、選ばれたメンバーなんだというツイートとともに

Newscaster

Enetertainer

Writer

Stylist

と言葉を見ました。

 

アイドルのメンバーカラーって今までこの色に選ばれたという感覚で見てましたが、それをその人の中にある残された色、最終的にその人に残る性格がその色を表していると思うと、また違った感覚で見れる様な気がしました。

 

話が脱線してしまった、、、

 

 

相談ってさ、あるじゃない。みんな相談するじゃない、よく。

もあれってなにも誰かの意見をきいたり参考にしたいわけじゃ全然なくて、自分の思ってることとか状況とかをさ、とりあえず言葉にしたいだけなのよね。だから何にも解決しないでしょ、人に相談したところで。(179)

言われてみれば、人の相談にのりたいけど、なかなか上手くいいアドバイスできないなと私は感じていましたが、そういうものなんですね(笑)

自分自身は、悩みは結局自分で解決するもんだし、あんまり相談しないか、愚痴をこぼしてしまう性分。

案外それが変わっていると思ってましたが普通のことだったのかもしれない。 

 

 

 

スポンジみたいにものを言わない、ただ黙って色々と吸い取ってくれる人(179)

スポンジ!?

いのひか*1となった脳内ヲタクな私。

 

静かに色々と吸い取ってくれるスポンジ。

汚れた心をピカピカに磨いてくれるスポンジ。

 

同じ”スポンジ”と言葉にもいろいろな表現があるのだと感じた。

 

吸収されなかった光の一部分は、窓から外に飛び出すってこともある

宇宙空間に逃げていくこと(189)

 

(197)の言葉がきれいすぎて拙い文章や乏しい感性の持ち主である私は感動した。

きらめくとしか言いようのない音の世界!?

光の板でできたそのはかない階段!?

板はふらりと輝いて足を話すと粉々になって消え、~わたしの行く手をやさしく導いた!?

ゆるやかな螺旋を描いて浮かぶその光の階段!?

まるで何万光年も向こうの星雲!?

吐く息は光の粉にふちどられて!?

 

 どの表現をとっても綺麗で少し儚い感じが日本語の美しさ描かれていると感じました。

 

ひとりきりなんだと、わたしは思った。(割愛)こんなにもたくさんの人がいて、こんなにもたくさんの場所があって、こんなにも無数の音や色がひしめきあっているのに、わたしが手を伸ばせるものはここにはただひとつもなかった。

そして世界のどこに行ったとしても、それはきっと変わらないのだ。わたしは霧雨にだんだん煙りはじめる灰色の街並みにとりかこまれたまま、動くことができなかった。(225)

 

 

わたしはいつもごまかしてきたのだった。

傷つくのがこわくて、何もしてこなかったことを。失敗するのがこわくて、傷つくのがこわくて、わたしは何も選んでこなかったし、何もしてこなかったのだ。(231)

 

グサグサと胸に刺さってきました。

 コミュ障な私は、たまに世界から取り残された感覚になるときがあるし、傷つくのがこわくて何もしてきてないことが多かった気がする。

また、似てると言ったら冬子さんに失礼なのかもしれないけど、自分の話をするのが苦手なところは自分にリンクする。

 

自分自身、一歩前進しなければならないことをわかっていても結局なにもしてこなかった気がします。

 

今回、この本と出会い少しでも前進できたらいいなと感じました。

 

 

 

 

*1:5枚目のアルバムDEAR.の伊野尾慧、八乙女光のユニット曲今夜貴方を口説きますの歌中にスポンジが出てきます。